脳外科医 竹田くん

あり得ない脳神経外科医 竹田くんの物語

漫画作品

【第21話】医療安全かるた

赤池市民病院では職員教育用に『医療安全かるた』を作っていた。だが、現実の医療安全推進室の運用は、再雇用された元看護師や現場を離れた看護師長がのんびりとくつろぐ部屋となっていた。 前の職場(京都の病院)では、浅尾医師が竹田くんに「お前は未熟だ…

【第20話】事故翌日

貝山さんを四肢麻痺にした事故翌日、竹田くんはドキドキしながら市民病院に出勤する。警察が来ていないか?来てなかったとしても病院が事故を公表すれば竹田くんの外科医生命が終わる可能性が出てくる。 だが、看護師の挨拶はいつもと変わらず明るかった。脳…

【第19話】竹田くんの悪夢

手術当日の夜、竹田くんは悪夢に襲われる。自分が警察に傷害罪で逮捕されている夢である。竹田くんは警察に来られてもおかしくないレベルのミスをしたという自覚があった。逮捕はなくても、明日は事故の重大性のため病院中が大騒ぎになっているはずである。…

【第18話】竹田くんの憔悴

【第18話】竹田くんの憔悴 医療安全推進室にはオペ看護師や技師などから続々と事故の報告が寄せられる。それに対応する医療安全責任者の森中。彼女は再雇用された元看護師である。森中に怒られる古荒医師。竹田くんは外科医として最悪の失敗をしてしまった…

【第17話】頚椎神経損傷

【第17話】頚椎神経損傷 人間をロボットに例えれば、頭脳部分にコントローラーがあるロボットの首の配線を切断したような事が起こった。つまり首の神経を損傷させて、首から下が動かせなくなったのだ。貝山さんは「私の身体どーなってるの!」と悲鳴に近い…

【第16話】緊急事態

【第16話】緊急事態 75歳女性に対して後縦靭帯骨化症による頚部脊柱管狭窄症に対する後方除圧術(頚椎椎弓形成術)が行われる。竹田くんの執刀である。 医療安全推進室の電話が鳴る。手術室からの連絡である。室長の森中と、杉下(2人とも元看護師)はあ…

【第15話】75歳女性

市民病院 (あとから振り返ると)竹田くんは8日で3件の医療事故を起こしていた。そして、一週間後には首の手術が予定されていた。患者は75歳女性 貝山さんである。 竹田くんの前の職場(京都の病院)の上司 浅尾先生は、そもそも頚椎含む脊髄治療のスペ…

【第14話】カテーテル穿孔

【第14話】カテーテル穿孔 竹田くんが思いっきりカテーテルを突き刺すと穿孔が起こり、脳内出血。その後、女性はこん睡状態のまま持病が悪化し死に至る。古荒先生はその流れを見て「これで少しは慎重なカテーテル手術をしてくれるかな?」と期待する。

【第13話】90代女性

市民病院 90代女性に対してカテーテル手術が行われた。竹田くんのカテーテル手術は、まるで刃物を突き刺すように迷いなく思いっきり突き刺す。その手技は古荒医師が見てもゾッとする危険な手技である。

【第12話】聴力障害

竹田くんは、三叉神経痛の患者に開頭手術を施す。術後、手術した側の耳に重度の聴覚障害が発生。「手術は関係ない」としらを切り通す竹田くん。「2度と来るか!」と怒って竹田くんと決裂する患者さん。その光景を見て、古荒先生は「普通はそうなるよね・・…

【第11話】いきなり手術

竹田くんが外来で新たな手術ターゲットをゲットする。診断は三叉神経痛。例によって自信たっぷりの手術誘導で患者を信頼させる。古荒先生はカルテを見て思う。「自分ならすぐに手術はしない。薬物療法をまず試す。」と。なぜなら手術はリスクもある。あくま…

【第10話】嚥下機能障害

市民病院 水頭症の診断で手術に踏み切った患者に、嚥下機能障害が発生する。竹田医師は「手術は関係ない」としらを切り通す。夫が食事を取れず衰弱死する事を心配する妻に看護師長が退院勧告をする。

【第9話】ほんとに水頭症?

竹田くんは外来で手術ターゲットの患者をゲットする。竹田くんの診断は水頭症。はたして本当に水頭症なのだろうか?カルテからはそう断言できるだけの医学的根拠が読み取れない。 更新履歴: 06/03 9:47 4コマ目 より現実感のある記述に セリフ変更に至った作…

【第8話】困った奴 2

【第8話】困った奴 2 行方不明になった竹田くんは駐車場で新車の納車式をしていた。手術室でも竹田くんは困った奴だった。彼は術野の真上で思いっきりくしゃみをする。(普通は部屋の隅に行ってくしゃみする。)カテーテル手術に成功した時は周囲に拍手喝さ…

【第7話】困った奴

困った奴 竹田くんが来てしばらくすると、浅尾先生が言っていた「困った奴」の意味がわかりはじめた。竹田くんのデスクは書類の山でその上に脱いだ靴下が置かれている。竹田くんは病院支給の携帯やメモリカードなどの備品を無くしまくる。また、竹田くんはよ…

【第6話】30代女性

30代女性 30代女性に対する脳腫瘍摘出手術が、竹田くんによって行われた。その結果は、腫瘍の8割が取り切れていないという残念な結果に終わった。「最新の医学を学んできた」と自信たっぷりに言っていた竹田くん。古荒先生は「調子が悪かったのかな?」と…

【第5話】脳外チーム

脳外チーム 脳外科の手術はけして医師一人でやるものではない。脳外科には3人の医師がおり、基本的に3人でチームになって行う。手術の前には3人で術前カンファレンスを行う。また手術にはオペ看や麻酔医(副院長の妻)、臨床工学技士など様々な人々が関わ…

【第4話】男の約束

男の約束 古荒先生は竹田くんに執刀させる約束をする。彼が外来でゲットした患者だけでなく自分の受け持ち患者も手術ターゲットとして竹田くんに提供すると。古荒先生は、竹田くんの前の職場の浅尾先生にあいさつの電話をする。浅尾先生は「困った奴だけど面…

【第3話】初登院

初登院 フリーの脳外科医 竹田くんの初登院の日。「最新の医学を学んできました。」と自信たっぷりに自己紹介する竹田くん。その光景を見て「自信たっぷりだな~」と思う古荒先生。

【第2話】後継者

竹田くんの採用にあたって赤池市民病院の富士院長と古荒先生が応酬をする。フリーの医師を採用する事に不安な富士院長。一方で「僕が育てます。」と頼む古荒先生。古荒先生は後継者を育てたいと考えていた。院長も採用に賛成する。 更新履歴: 2023/06/02 22:…