人権派弁護士を使って院長に圧力をかけた竹田くんは、誰も注意しない自由放任状態を手に入れた。だが、手術の無い病院勤務は、覇気がなく楽しくない。
籠り部屋から不破弁護士に電話しては古荒先生の悪行を吹き込んだ。「古荒先生は僕をはめようとしています。日常的に暴力をふるい自分の失敗を僕にむりやり押し付けて階段から突き落とそうとしたのです。看護師もグルになって新任の僕をいじめています(その代表が院沢)。」
不破弁護士は事故報告書(虚偽報告書)を読んでその被害者の数に驚愕した。そこには古荒医師にすべての手術失敗の原因があると書かれていた。人の命を何だと思ってやがるんだ!不破は激怒した。
古荒を技術向上させるべきと書かれているにも関わらず、実際に無期限手術禁止にされているのは竹田くん。これは新任医師へのいじめに他ならない。なんて腐った病院なんだ!
不破の純粋な正義感が燃え上がった。こんな病院は俺が成敗してやる。