脳外科医 竹田くん

あり得ない脳神経外科医 竹田くんの物語

【第94話】あり得ない計画

手術禁止のままだと外科医生命が終わる。竹田くんはいよいよ焦り始めた。
(竹田くんみたいなタイプは負け始めた時が一番危険になる。)
竹田くんは、あり得ない計画を思いつく。

 

「古荒先生、ごめんね。でもボクの苦境をわかってください。先生ならきっと許してくれるはず!」

 

竹田くんの計画表 
①有給休暇を取る。
②別病院でアルバイトしながら赤池署に通う。
そこで事故報告書(虚偽報告書)を見せて、古荒医師が医療事故を起こしまくり僕に責任を押し付けて暴行してくると泣きつく。
(うたがわれ ないさ いしゃ だもの)
カテーテル専門医の症例数は、古荒先生と森先生の症例(戦果)を無断借用。
④古荒先生は犯罪者になって医療事故の全ての罪を被る。僕はクリーンな身になり、外科手術に復帰。

簡単な話だ。僕が古荒先生になって、古荒先生が僕になればいい。それで全て丸く収まる。