脳外科医 竹田くん

あり得ない脳神経外科医 竹田くんの物語

【第138話】認定停止の背景①

認定停止の1カ月後、市議会にて認定停止についての質問が為された。
病院の管理者「資料を慎重に用意していたら提出が遅くなった。それで心象を害したという認識はありません。」

 

認定停止の半年前、院長と看護師が病院の窮地を救おうと苦戦していた。脳外科医でもない一人の看護師が、病院発表の根拠となる検証資料作成に挑んだ。だがそもそも、竹田くんのカルテはスカスカすぎるので・・・現場スタッフへの聞き取り無しにマトモな検証資料の作成は不可能なのだ。

 

かくして、医療の安全の守り手である医療安全が、竹田くんの虚偽報告書を学会に提出する事となった。
それを読んだ外部の脳外科医は、科長に責任をなすりつける内容に驚愕した。