脳外科医 竹田くん

あり得ない脳神経外科医 竹田くんの物語

【第34話】嚥下機能の廃絶

 

 80代男性への前方除圧術が行われた。

 結果は嚥下機能の廃絶という悲惨なものだった。必死で手術の失敗のせいでないと弁明する竹田くん。それを見て古荒医師は「手術で大きな失敗がなくても、技量が稚拙なので合併症が起きるよね」と思う。

 家族は人生100年時代だからと手術をすすめた竹田くんに抗議する。だが、看護師長の退院勧告が始まった。