脳外科医 竹田くん

あり得ない脳神経外科医 竹田くんの物語

【第133話】記者会見④「事務局長」

「過誤は1件のみ」の根拠とされた作戦会議とは、いったい何だったのか?
竹田くんの失点を検証して、パワハラ訴訟に備えるための会議だったのではないか?


地元B社は事務局長に「遅刻・早退・無断欠勤を把握していたか?」と問う。
すると、事務局長は「病院としては承知していない。」と答える。これはお役所言葉であり、B社はより明確な回答を求めた。
それに対して、事務局長はコクリと無言でうなずいた。その様子を地元A社のビデオカメラが捉えていた。


事務局長は、作戦会議の最後の会議に参加しており、その会議こそが、竹田くんの「無断欠勤」が議題に上った会議なのだ。
記者会見全体として、作戦会議が病院の主張の根拠となったが、この結果、作戦会議の議事録は世間に対して秘匿すべきものとなった。
(ちなみに学会は作戦会議の議事録を検証資料として見ている。)