脳外科医 竹田くん

あり得ない脳神経外科医 竹田くんの物語

【第105話】傷害罪VS虚偽告訴罪

古荒先生の弁護士は、虚偽告訴に対する逆告訴を行った。
(竹田くん側の刑事告訴の内容の詳細がやっと分かったが、殺人未遂罪ではなく傷害罪での告訴だった。傷害罪であろうと、有罪になった段階でたとえ罰金刑でも懲戒免職は免れないだろう。)

 

脳外チームは、2人が互いを刑事告訴し合う異常事態になった。

検察に呼ばれた古荒先生。「仮に不起訴になった場合、虚偽告訴罪はどうされますか?」と聞かれ「争い事は嫌いなので取り下げます」と答えた。

 

不破弁護士は何も言ってこなくなり、院長は肩をなでおろす。パワハラ裁判はどうやら無さそうだ。数か月後、古荒先生も竹田くんも不起訴になった。