脳外科医 竹田くん

あり得ない脳神経外科医 竹田くんの物語

【第102話】臨戦態勢

パワハラ訴訟対策の臨戦態勢が敷かれた。
竹田くんは休暇後、外来診療への復帰を申し出たが拒否された。
勤務態度も監視され始めた。

 

花房看護部長は疲弊する看護師たちのことが何よりも心配だった。
竹田くんの暴言を録音するためボイスレコーダーを携帯する者も居た。

 

古荒先生の患者に何かあると、
「古荒先生も死亡事故を起こしているのに、なぜ僕だけ手術禁止なんですか?」と騒いだが無視された。

 

山崎先生は看護婦に耳打ちする。「あそこで現場検証やってるよ~」
古荒先生もまた(病院全体から)見捨てられようとしていた。