脳外科医 竹田くん

あり得ない脳神経外科医 竹田くんの物語

【第95話】即日起訴

最初、虚偽の医療事故報告書は皆にとってハッピーなものに見えた。だが、これは医療を冒とくした呪いの文書。この文書はこれからたくさんの人々を不幸にしていくが、まずそれは警察を騙した。

 

告訴したとの通知が古荒先生の元に届く。
権謀術数を駆使した謀略の世界にドップリ浸かる竹田くんと違い、古荒先生は徹頭徹尾の現場人なので不安を感じながらも目の前の仕事に集中した。

 

竹田くんから電話が来て「先生は明日には収監されますから。」と言われる。「殺人未遂は重罪なので告訴イコール起訴なんですよ!」と竹田くんが言う。

 

古荒先生にとって最悪だったことは、転落事故後に竹田くんに聴取した東出事務局長が異動になり新任の事務局長が来ることだった。